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「現代画報」の記事に、「明日香に息づく古代の風景・高松塚古墳~猿石」という記事がありました。
「猿石」は文字通り猿の形の石造物。亀石、酒船石もあります。聞くだけで楽 しくなりますね。 奈良の風景や仏像を撮り続けた写真家、故、入江泰吉。中学生の頃、偶然本屋 で見つけた文庫サイズの写真集を見つけて以来、この写真家の風景に魅せられて しまいました。 入江泰吉の写真は、本当の奈良よりも美しい、と言われます。 「入江泰吉の写真が好きだなんて、もう写真に入門しているみたいなもの」と 言われました。そう言わしめるほどの力があるのだ、思います。 明日香村の数ある石造物の中でも、最も有名なのが蘇我馬子の墓、石舞台でし ょう。 現在は巨大な石組だけが残っていて、堂々たる威容を放っているものの、昼間 は穏やかに静まり返っています。 しかし入江泰吉のカメラは、この巨石に潜む魔性を見事に引き出しています。 夏の暮れなずむ空をバックに写された巨石は、見る人に襲いかかるようです。 ここには狐が出る、という言い伝えが真実味を帯びてきます。 かと思うと、冬、降りしきる雪に包まれる石舞台。血なまぐさい人間界での争 いなどまるで知らぬげに眠る石舞台は、同じものとは思えません。 明日香村の様々な魅力を知るとともに、撮り手によってこれほど変わろうか、 という力を、まざまざと見せつけれる写真でした。 国際通信社グループの書籍は、定期購読者その他への直接販売。及び星雲社を通じて全国の書店にて取扱い。全国の一部図書館、病院、ホテルに、最新号を常設しています。 『国際ジャーナル』は、昭和59年の創刊以来、経営者が必要とする生の情報を直接お届けしている経済情報誌です。 報道通信社 現代画報 PR |
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